MD[Milled-Dimple] ディンプルディスクローター
【非貫通穴+3次元曲線スリット】ハイパフォーマンス・ディスクローター!
Milled Dimple(ミルド・ディンプル)加工とは、ドリルド(=貫通穴)ではなく非貫通穴の加工です。
ディスクローターは摩擦でのヒートアップと冷却を繰り返し、常に過酷な使用状況下使用されており、各メーカーで材質や形状・パターンなど更なる開発がなされていますが、その種類の中でローターの放熱と冷却能力やブレーキパッドの摩擦粉の除去にすばらしく優れたドリルドローターがあります。しかし能力と耐久性を兼ね備えていれば言うことはないのですが、ベンチレーテッドのドリルドローターでは、ディスクを2枚重ねにし重なった2枚のディスクの間をフィンでつないで通風孔を作る構造になっていますから、製造過程においてベンチ内部のドリルド貫通部分のエッジ除去が不可能に近く
※1エッジなどからヒートクラックが発生しやすくなり、その冷却能力の代償として耐久性が犠牲になっています。
そこで耐久性の問題を向上させるべく考案されたのが、このMD[Milled Dimple]ローターです。
非貫通穴にすることでエッジをなくし、クラックになる1つのきっかけ(※1)を防ぐことで、
耐久性向上をもたらしています。
(※上の画像はドレスアップローターカバーを同時装着したイメージです。)
■ラウンドスリット+ディンプルが機能的に作用■
(1)ディンプル加工により表面積を拡大し、
それによってローターの温度上昇の拡散と放熱に貢献。
(2)非貫通にすることでドリルド程の耐久性低下を防ぎ、ローターの熱容量を極限発揮。
※MDタイプ:こだわりのポイント
ディンプル(非貫通穴)の底面を球面上にしエッジを完全に無くすことで、
強度の低下を防ぎ、耐久性を向上しました。
(3)デジタル3次元ラウンド(湾曲)曲線スリットで摩擦係数をさらにアップ。
(4)見た目にもかなりカッコよく、ファッション性もアピール。
(5)スリットは3Dスリットローター同様の形状と加工方法にて製作されています。
(6)3次元ラウンド(湾曲)曲線にすることで直線スリットでは得にくい効率的な【ガス・ダスト排出】を促し、また、回転方向をリバース回転とすることで強力でリニアなブレーキタッチを実現しています。(指定回転方向は、ホイール接触面に矢印が打刻されています)
(7)スリットはエッジまで加工しないことでヒートクラック発生となる1つの原因をなくし、
耐久性の向上をはかっています。
・スリット本数は6本、ディンプル間隔は緻密に最適化されています。
・ベンチレーテッドorソリッドは、すべて純正形状に沿った形状となります。
例えば純正に逆ベンチタイプローターが採用されている車種なら=逆ベンチになります。
(ベンチをソリッドにすることや、逆に、ソリッドをベンチに変更することはできません)
・インナー/アウターのスリット位置は オフセットして加工することでジャダーを抑制 。
・車種別のローターサイズそれぞれに合わせコンピューターによって最適化されていますので、スリット曲線の立ち上がりや溝の深さの変更はできません。
(画像によってスリット及びディンプルの影が違って見えますが、幅や深さなどは同じです)
・摩擦抵抗が大きいためプレーンタイプのローターと比較するとブレーキパッドの消耗があります。
また車種や状況によっては作動や走行時にノイズが発生することがございます。


※一部の車種には、FCRタイプを母材にしたラインナップもあります。
※設定の有無については、設定表:FCR-3D/FCR-MD/FCR-GTを参照ください。
FCRシリーズの母材はあらかじめ熱処理されています。
■DIXCEL製FCRタイプとは・・・
熱処理ローターをさらにブラッシュアップさせその金属成分の分子構造を解析しハイカーボン化に成功!カーボン含有量を従来のFC材より20%増量することにより網目のように絡まりあった炭素粒子が分子間の結合を強化!膨張/収縮を繰り返しても安定した強度を維持。また、DIXCEL社独自の熱処理加工を施すことによりハイレベルな熱安定性を実現!耐歪み性能、耐クラック性能を大幅に向上させたプロスペックモデル!
柔軟な表面硬度によりパッド食いつき感が向上!各種パッドとの相性も抜群。
■フロント1セット(2枚)、リア1セット(2枚)の各種別でのご注文も承ります。
※ディスクローターは消耗品ですので1台分の同時交換が理想です。
◎設定車種以外のお車も、可能な限り対応いたしますのでお気軽にお問い合せください。
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